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手抜き工事の新築が増えていると建築士が言ってました。

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手抜き工事の新築が増えていると建築士が言ってました。 不動産営業マンの私の考えは、最近では手抜き工事や欠陥住宅が以前よりも減っているのかと思ってましたが、以前と比べても欠陥住宅や手抜き工事が全く減ってなく、逆に東京23区内の新築分譲住宅の手抜き工事や欠陥住宅に関しての相談件数は以前よりも増えていると言ってました。どうして新築の建て売りの手抜きは減らないのでしょうか?
投稿日時: 2015/06/13 16:21:16 回答数:14
解決日時: 2015/06/18 20:25:50 質問ステータス:解決済みだよ
ベストアンサー
確かに手抜工事や欠陥住宅の新築の相談事例は減っていません。 最近になって「手抜工事や欠陥住宅などが増えている」と話題になっている理由は、新築分譲住宅(建売住宅)のローコスト化により、以前(大よそ20年前)と比べて建築の工期が極端に短くなっていることが要因の一つです。 約20年以上前であれば、延床面積30坪程度の建売住宅を新築する際は、3~4か月の工期で建築していました。 しかし、近年のローコストの新築住宅(建売住宅)では、この半分程度の工期で建築しています。 この工期の短さが新築住宅の建物品質を低下させていると言われる要因と言えます。 1軒の新築住宅を建築する際には、大工さん、水道屋さん、電気屋さん、クロス屋さん、板金屋さん、等々、多くの職人さんが携わります。 意外と皆様がご存じないことですが、30坪程度の新築であれば木工事を行う大工さんは、1人で1棟を建築します。 現場によって2人の大工さんが入る場合がありますが原則は1人の大工さんで1棟を建築します。 仮に年間36000棟も新築するパワービルダー系の新築分譲会社になると常時1万棟以上も建築していることになりますので、常に1万人近くの大工さんが必要になります。 1万人の大工さん全員がベテランで腕の良い大工さんであれば良いですが、1万人の大工さんの中には、経験不足、技術力不足、モラル不足の大工さんも存在してしまいます。 昔は、一人前の大工さんになる為に親方について下積みをして何年もかけて1人前の大工になりました。 今では、大して下積みをしないで建売住宅の大工をしている職人も存在します。 新米大工さんの中には、経験と技術力不足から“階段”を造れない大工さんもいて、階段を造るときは、助っ人の大工さんを呼ぶという人もいる位です。 また、極端に短い工期では、大工さんやクロス職人が、じっくり丁寧に作業出来ないので雑な仕事になりがちになります。 例えば、全10棟現場であれば、1号棟は腕の良いベテランの大工さん、隣の2号棟は、大工歴1年の新米大工、更に隣の3号棟は、モラルに欠けた雑な大工・・・という事も有り得るのです。 従って「良い大工さんが建てたアタリの建物」と「モラルに欠けた雑な大工さんが建てたハズレの建物」も存在するのも事実です。 この数年で『建物診断』や『住宅診断』が一般的にも知られるようになり、住宅を購入する前に専門家による建物診断を依頼して検査をしてから不動産を購入するエンドユーザーが増えたことにより、今まで誰も気が付かなかったような建物の手抜工事や欠陥と呼ばれる瑕疵を発見できるようになったので、『発見される手抜や瑕疵が増えた』とも言えます。 私は、一般的な住宅診断に加えて、赤外線サーモグラフィーによる赤外線建物診断も取り入れた独自の建物診断を実施しています。 赤外線建物診断を実施すると、新築一戸建であっても、壁の中への雨水の侵入のような“目に見えない隠れた雨漏り”を、しばしば発見します。 また、赤外線建物診断では、壁の中の断熱材の施工不良なども発見できます。 このような表面上の目視では判断できない施工不良や瑕疵は、赤外線サーモグラフィーなどの専用機器を利用して初めて気が付く事象です。これらは、一昔前だったら誰も気が付かない瑕疵でした。 よく、建築会社や不動産会社の営業マンは、「建築確認や完了検査を受けているから問題ない建物です」や「瑕疵保険の検査を受けているから大丈夫です」などと言われますが、完了検査では、点検口を開けて床下や小屋裏を検査することはありません。 また、瑕疵保険の検査でも、建物が完成後では、断熱材の施工不良や壁内の雨水の侵入は解りません。 建物診断で発見される瑕疵事例は以下をご参照ください。 http://www.limited30.com/juutakulorn1.html 不動産や建築業界に限らず世の中全体的にスピーディーな時代になりました。 同時にスピーディーさとローコストを求められる時代と言えます。 このローコストとスピーディーを求める時代のシワ寄せとして、建売住宅に「アタリの建物」と「ハズレの建物」を生み出してしまったのかもしれません。 従って、ローコスト化と品質の安定化は、相対することですので、アタリとハズレの差を無くすことは、非常に難しいことなのです。 しかし、私は、ローコストの建売住宅を購入することに否定的ではありません。 「質の良いアタリの建物」と「質の悪いハズレの建物」を見極めることにより、ローコストの建売住宅を購入する事は、決して怖くないのです。 コーコストの新築分譲住宅を購入する場合は、専門家の建物診断をしてもらうか、内覧時に建築に詳しい人に同行してもらうことをお奨めします。 長文になりましたがお役に立ちましたでしょうか?
補足
質問者からのコメントとても解かり易い説明でした。 一軒を一名の大工がつくるとは知りませんでした。 勉強になりました。 ありがとうございました。 他の方もたくさんの回答ありがとうございました
コメント日時: 2015/06/18 20:25:50
カテゴリ:暮らしと生活ガイド > 住宅 > 新築マンション



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